給湯器のエラーコード513の意味は？原因と対処方法を解説
給湯器のエラーコード「513」は、暖房付きガス給湯器特有のコードで、暖房元ガス電磁弁の異常で起こるエラーです。
電源の再起動でエラー表示が消える場合もありますが、基本的には故障のエラーであることが多く、不具合の深刻度は高いです。
エラーコード「513」が表示されると、暖房機能の電磁弁で不具合や故障が起こっている可能性が高いので、早めの点検修理をおすすめします。
給湯器のエラーコード「513」の不具合内容
暖房ガス電磁弁になんらかの異常を検知すると、給湯器のリモコンにエラーコード「513」が表示されます。
同様のエラーコードに「510」「511」「512」があります。頭に「51」が付くエラーコードは、いずれも電磁弁の異常を示しています。
エラーコード51*系統の内容
| エラーコード | エラーの内容 |
|---|---|
| 510 | ガス電磁弁異常、ガス遮断機能異常 |
| 511 | 給湯ガス電磁弁異常 |
| 512 | 風呂ガス電磁弁異常 |
| 513 | 暖房元ガス電磁弁異常 |
同じ電磁弁の異常でも、発生した場所に応じて「51」以降のエラーコードは異なります。
おおまかには暖房ガス電磁弁が正常に作動しない状態
給湯器の暖房機能（床暖房、浴室暖房機能等）にある暖房ガス電磁弁で、不具合が発生しているおそれがあります。
給湯器のエラーコード「513」が出ると、給湯器だけでなく暖房機能も使用できません。
また、給湯器エラーコード「513」は点火不良や誤検知などの外部要因は少なく、故障や異常が発生している可能性が高いです。
給湯器のエラーコード「513」の対処方法
給湯器に付随する暖房機能（床暖房、浴室暖房機能等）を全て「切」り、給湯器のリモコンの運転スイッチも「切」ります。
暫く待ってから、給湯器のスイッチを「入」れて給湯器のエラーコードが消えているかどうか確認します。
誤検知であればエラーは再発しませんが、エラーコード「513」が出てしまうと故障していることが多く、再び点灯する可能性が高いです。
エラー表示が消えたとしても、コネクタなどの接触異常や電磁弁の問題が解決した訳ではないので、給湯器の修理点検を依頼してください。
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給湯器のエラーコード「513」の深刻度
給湯器における不具合としての深刻度は高く、修理点検を依頼する必要があります。
給湯器のエラーコード「513」が表示された場合、暖房ガス電磁弁が故障している可能性があります。
パロマの給湯器エラー「513」原因と対処方法
原因はガス遮断機能異常
パロマの給湯器エラー「513」は、ガス遮断機能（暖房元ガス電磁弁）の異常を示しています。
ガス遮断機能は、不完全燃焼などを起こした場合に、ガスの流れを遮断する安全機能のことですが、この部分が機能しないと給湯器エラー「513」が表示されます。
また、暖房元ガス電磁弁で異常を感知した場合にもエラーコード「513」が出ます。
対処方法・表示内容
ガスの元栓が閉まっていないか確認します。給湯器、暖房機器の使用を止めて、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。
暫く待ってから、運転スイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。
エラーが再発する場合、暖房元ガス電磁弁や暖房フレ－ムロッドの確認が必要になるので、メーカーのパロマまたは給湯器業者に修理点検を依頼してください。
パーパスの給湯器エラー「513」原因と対処方法
原因は暖房ガス電磁弁異常
パーパスの給湯器エラー「513」は、暖房側のガス電磁弁で異常を検知したことを示しています。
対処方法・表示内容
すべての給湯器、暖房機器の使用を止めて、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから運転スイッチを「入」れて、エラーが消えているかどうか確認します。
症状が再発する場合には、暖房ガス電磁弁の確認が必要になるので、メーカーのパーパスまたは給湯器業者に修理点検を依頼してください。
長府製作所の給湯器エラー「513」原因と対処方法
原因は暖房側の切替ガス電磁弁不良
長府製作所の給湯器エラー「513」は、暖房側の切替ガス電磁弁の作動不良を検知、給湯器の運転を停止したことを示しています。
対処方法・表示内容
給湯器や暖房機器の使用を停止します。続いて、給湯器リモコンの運転スイッチを「切」ります。
暫く待ってから、再び運転スイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。
エラーが消えない場合、切替ガス電磁弁の故障が疑われます。切替ガス電磁弁の確認が必要になるので、メーカーの長府製作所または給湯器業者に修理点検を依頼してください。
給湯器のエラーコード「513」が直らない場合
給湯器業者に修理・交換を見積もりするのが無難
給湯器のエラーコード「513」は、暖房ガス電磁弁の故障の可能性を示しており、深刻度が高いエラーです。
給湯器リモコンの再起動をしても、エラーがすぐに再発するすることがほとんどです。
給湯器エラー「513」が出た場合、速やかにメーカーや給湯器業者に相談することをおすすめします。
まとめ
給湯器のエラーコード「513」は、暖房ガス部分の電磁弁の異常（暖房元ガス電磁弁）が原因で起こるエラーでした。
仮にエラーが消えたとしても、電磁弁の異常や不具合が解消された訳ではありません。
燃焼部分に関わる大切な部分なので、放っておかずに使用している給湯器メーカーや給湯器業者に相談しましょう。
