給湯器のエラーコード633の意味は?原因と対処方法を解説

給湯器のエラーコード633の意味は?原因と対処方法を解説

給湯器のエラーコード「633」は、主に風呂ポンプ回路の異常などによって起こるエラーです。

誤検知であればエラーの深刻度は中程度で、比較的簡単な手順によって復旧できます。ただし、誤検知ではない場合は風呂の電装ユニットや風呂ポンプ回路自体が故障している可能性があるので、注意が必要です。

エラーコード「633」が出た際は、自己判断をせずに正しい方法で対処してください。

給湯器のエラーコード「633」の不具合内容

給湯器のエラーコード「633」の不具合内容

風呂ポンプ回路で異常を検知したり循環不良が発生すると、エラーコード「633」が表示されます。

たし湯や自動湯はり、自動運転等の機能が使えませんが、給湯器自体は作動するので蛇口からお湯を出すことは可能です。

エラーコード「633」と同様の風呂ポンプのエラーコードに「642」があります。ポンプの異常は、メーカーによってエラーコード「633」または「642」として表示されます。

おおまかには風呂ポンプ回路で異常が発生した状態

給湯器のエラーコード「633」は、風呂ポンプ回路で異常が発生した状態や循環不良を示しています。

風呂釜が1つ穴タイプの浴槽で発生

風呂釜のタイプは、1つ穴と2つ穴タイプの2種類があります。1つ穴は、湯の吸い込みと湯の吐き出しに同じ穴を経由し、湯を吐き出す時に風呂ポンプを使用します。

2つ穴は、下の穴で湯を吸い込んで上の穴から湯を吐き出す仕組みで、風呂ポンプはありません。そのため、風呂ポンプ回路の異常が出るのは、1つ穴の浴槽となります。

ゴミが循環ポンプに詰まることでも発生

循環ポンプに物理的なゴミが詰まっていることでも、エラーコード「633」は起こりやすいです。

詰まりが原因の場合、ポンプを分解洗浄するなどの方法でゴミを取り除くと、エラーが消えて正常に運転することもあります。

給湯器のエラーコード「633」の対処方法

給湯器のエラーコード「633」の対処方法

湯はりなど風呂でのお湯の使用を止めた後、給湯器リモコンのスイッチを「切」ります。しばらく待ってから、給湯器のスイッチを「入」れてエラーが消えているか確認します。

エラーコード「633」が消えていれば、風呂で湯はりなどが作動するかどうか試してください。

風呂釜におけるゴミ詰まりが疑わしい場合

風呂釜部分にゴミが詰まっている可能性もあるので、市販の風呂釜洗浄剤を使って風呂釜洗浄を行ってください(※洗浄の方法は、各給湯器メーカーの説明書と風呂釜洗浄剤の内容に従って操作推奨)。

風呂釜の掃除が終わったら、給湯器の電源を入れてエラーコード「633」が消えたかどうか確認します。

復旧できなかったりエラーコードが頻発する場合は、循環ポンプや基板の故障などが考えられるので、メーカーや給湯器業者に修理点検を依頼してください。

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給湯器のエラーコード「633」の深刻度

給湯器のエラーコード「633」の深刻度

エラーコード「633」の給湯器における不具合の深刻度は低く、誤検知であれば電源のオンオフでエラーはすぐに消えます。

また、循環ポンプの部分にゴミが詰まっている可能性がある場合、物理的なゴミを取り除くことで、エラーコード「633」を解除できることがほとんどです。

リンナイの給湯器エラー「633」原因と対処方法

原因は風呂ポンプ回路異常

リンナイの給湯器エラーコード「633」は、風呂ポンプ回路の異常を示しています。電子ユニット内の風呂ポンプ回路が故障している場合にも、エラーコード「633」が表示されます。

対処方法・表示内容

シャワーや湯はりなどの使用を止めて、給湯器の運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから、再度運転スイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。

エラーが消えていれば、湯はりやたし湯などが作動するか試してください。

復旧手順を試しても改善しない場合や不具合が再発する場合、メーカーのリンナイや給湯器業者に修理点検を依頼してください。

ノーリツの給湯器エラー「633」原因と対処方法

原因は端末循環不良

ノーリツの給湯器エラーコード「633」は、端末循環不良を示しています。

暖房水が循環できないなどの不具合や、暖房温度を測る部品の不具合が発生した場合にもエラーコード「633」が表示されます。

対処方法・表示内容

給湯器の運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから、再度運転スイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。

エラーが消えていれば、風呂側で湯はりや足し湯などが使えるか試します。

エラーコードが消えない、頻発する場合にはメーカーのノーリツや給湯器業者に修理点検を依頼してください。

東京ガスの給湯器エラー「633」原因と対処方法

原因は風呂ポンプ回路異常

給湯器エラーコード「633」は、風呂ポンプ回路で異常を検知したことを示しています。

対処方法・表示内容

風呂の足し湯や自動湯はりなどの使用を止めて、給湯器の運転スイッチを「切」ります。しばらく待ってから、再度運転スイッチを「入」れてエラーが消えているかどうか確認します。

確認してエラーが消えていれば、湯はり・たし湯などが正常に作動するか試してください。

復旧手順を試しても改善しない場合や不具合が再発する場合、メーカーの東京ガスや給湯器業者に修理点検を依頼してください。

給湯器のエラーコード「633」が直らない場合

給湯器業者に修理・交換を見積もりするのが無難

各給湯器メーカーの復旧手順で対処をしてもエラーコード「633」が消えない場合、風呂ポンプや循環ポンプ、電装ユニットの故障が考えられるので原因の特定が必要です。

給湯器のエラーコード「633」は、誤検知やポンプ回路の物理的な詰まりなどが原因というケースも多く、正しい方法で対処すれば通常はエラーが消えます。

しかし、エラーが直らない場合は部品の交換や修理、給湯器の交換が必要な場合もあります。このような状況の場合、メーカーまたは給湯器業者に修理点検を依頼することをおすすめします。

まとめ

給湯器のエラーコード「633」は、風呂ポンプ回路の異常や循環不良の発生が原因で起こるエラーでした。

基本的には軽微なエラーであり、給湯器リモコンの電源リセットや風呂釜の掃除などで解消出来るケースが多いです。風呂ポンプ回路異常や循環不良が生じていると、たし湯・自動湯はり・自動運転などの機能が使えなくなる恐れがあります。

エラーが消えず復旧できない場合、原因を救命するためにも使用している給湯器メーカーや給湯器業者に相談するようにしましょう。

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